2013年10月4日金曜日

10月例会報告

日時:10月3日(木)10:00~12:10 
司会当番 桜塚方面 託児当番 箕面方面           
≪讃美歌≫ 24番                   
≪読書≫ 過失に対する考え方 ~思想しつつ生活しつつ祈りつつ 上~ 
                            選集『われら友あり』所収        
≪讃美歌≫  367番           

・近畿部部会報告 
  9/26-27に行なわれた近畿部部会の内容について出席者から報告がありました。
  箕面方面の森さんが「子どもの生活」のところの報告と感想を述べました。(事前に用意したのが長かったので例会では3分以内に短くしました。下に原稿upしました。友の会の子どもにかかわる姿勢がよくわかります)   
・会員部 
     池田方面の高齢会員が施設入居されて、ご家族から退会の申し出があり1名減。9月末会員数は213名。
     会員が増えることをねがって、公開最寄会、公開方面会、講習を開いてほしいと呼びかけられました。
     箕面Bもよりの福田さんは、初めての例会出席で紹介されました。
     2学期の最寄リーダー会は12月2日(月)に最寄の生活勉強を中心に話し合われる予定です。
・家事家計講習会に向けて 6つの方面の開催場所が発表されました。会報・予定表の裏面にも掲載されています。 11月18日からの週は連日近隣各地で開かれます。      
・生活勉強(住) 池田方面 豊中東方面
     ともに「3/4で暮そう」を考える発表でした。池田はアンケートの丁寧な考察から、豊中東はbefore & afterの写真が興味深かった。
・教育費調べを終えての集まり報告 9/13に52名が参加。もう一度このような会を開いてという願いがあり1月24日(金)浦さんを交えて「教育30年を読む会」の拡大版で開催予定です。(この集まりに参加できなかった教育費のある方には、「教育費しらべ2013 記載部分のまとめ」が届いています。読み応えあり参考になります、是非お受け取りください-大井まで)                               
・衣研究部より 友の家のミシンは使ったら、必ず使用ノートのそれぞれのミシン・シール色別に使用記録を記入してください。10月16日(水)はミシンの日、衣研の山本さんが一日待機します。皆さんご一緒にスモックエプロンなど作りましょう。友の家の布地もご利用ください。           
・友の家係 台所シンク下に棚を設けました。使ったらもとの場所に返してください。          
・家計の締め 箕面方面は6名提出、30%。連続ワーストです。奮起!!            
           
・出席報告 94名。箕面方面は20名出席。
 託児報告 吉井さんがしました。子ども8人、働き人8人、途中発表に出る人もあり、なかなか大変でした。お疲れ様でした。
    託児食・ミートローフ 金時豆甘煮 野菜甘酢漬け おにぎり ゼリー 麦茶        
《友の国》               
        
託児リーダー吉井さんからの報告メール
 託児は、働き人が常に6人いて下さって、役割分担等はしていなかったのですが、自然と各々気付いたことをして頂き、無事に過ごせました。お部屋に入るのを嫌がる子を、ずっと1対1で抱っこで見て下さっていた山本さんと途中交替して下さった森さんは、疲れたんじゃないかと思います。他の子たちは、みんなで、みんなを見ている感じで、楽しく過ごしました。使ったお皿の後片付け等、託児終了までに済ませて下さって、託児終了後は、お金の清算を済ませることに集中できてよかったです。一人一人の協力で、スムーズに終わったと思っています。 出だしは、9時半に来ることが精一杯で、他の方に迷惑を掛けたかもしれませんが。。。ありがとうございました。    


*森さんの原稿
 「子どもの生活を考える」では、乳幼児の生活・小学生の生活・中高生の生活・教育費調べ・子どものおもちゃの5つのテーマに関する報告や実例と、自由学園初等部部長の中村弘之先生のお話がありました。

 「乳幼児の生活」では、西宮友の会から「乳幼児を持つ母の集まり」の他に地域の方への働きかけについての報告がありました。幼稚園の園長先生からの依頼で保護者と園児対象に食についての講習を行っているそうです。園児に持たせるお弁当の中身について保護者に聞いてみたところ、冷凍食品しか入れなかったり子どもの好きなものしか入れなかったりとの声が聞かれたそうです。バランスの良い食事をとの想いはあるものの、どうすればよいか分からないとの事で、簡単に美味しく作れる方法を講習しているそうです。目の前でひじきを戻した時には園児だけでなく保護者からも「こんなに膨らむんだ」と驚きの声があがったそうです。若い家庭のために生活の基礎を築く大切さを広げていきたいと、秋には「若い家庭のための家事家計講習会」を開催予定とのことです。


 「小学生の生活」では、夏の子ども生活体験教室の報告と池田方面子ども係の取り組みを聞きました。 池田方面の子ども係では地域の小学生を対象に「仲良し教室」という生活講習会を月に1回もしくは2回行っています。参加者は6~10名、内容はおにぎり作り、アイロンのかけかた、チクチク縫いで布巾作り、布巾作りの次の回ではその布巾を使っての掃除の仕方を勉強するなどです。家族や人のために力を出したり、自分の身の回りのことを自分でできるようにとの願いの中から内容を決定されているとのことでした。「仲良し教室はあいさつから始まります」との説明の後に出てきたスライドは子どもも講師もお茶の作法のごとく正座から深々と頭を下げてあいさつしている様子の写真でした。生活技術のみならず、きっちりとした挨拶も教えている姿が素晴らしいと思いました。参加者の保護者からはお家での受け持ち仕事が増え大変助かるとの声を頂いているそうです。

 「中高生の生活」では西宮友の会からお弁当講習実施の報告がありました。体型が気になる時期のお子さんに向けて30代のダイエット経験を持つ会員からダイエットの危険性のお話の後、子ども自身に食事の目安の量をみてもらい、バランス良く食べることの大切さをしってもらったとのことでした。


 「教育費調べから」は各地から集まった教育費集計の結果報告と小学生の女児を持つ会員の方からおこづかいの実例をききました。最近小学2年生の息子にお小遣いを渡しはじめた私にとって、大変興味深いお話でした。数百円のお小遣いを渡していたころは額が少ないため、買えるものも限られ、おしゃれ靴や衣服、本やゲームをねだられよく喧嘩になっていたそうです。昨年度娘さんにかけた衣服費は25千円にのぼり、これではいけないと話し合いをした結果、お小遣いの額を数千円に上げ、購入するものの範囲を広げたとのことでした。以前は欲しい衣服をおねだりしていた娘さんでしたが、親子で服の持ち数調べをし、写真をとって衣服ファイルを作るようになり、よく思案してから購入するようになったそうです。子どもの欲をおさえつけるのではなく、考えて購入する力を身に付けられるようにと力と知恵を出されている姿に大変刺激を受けました。



「子どものおもちゃを見合う」では、ロビーでの展示とスライドで各友の会の手作りおもちゃが紹介されました。各地独自のおもちゃから魚釣り、かめつなぎ等同じテーマのおもちゃまで様々でした。同じテーマのおもちゃを並べてみると、色合いや大きさに特色があり、作り手で表情がかわり、大きさ長さの違いから使いやすさを比較し微調整されているのだとおもちゃに対する想いが伝わってきました。



最後は、中村先生から自由学園の紹介と家庭教育の重要性についてのお話です。

初めに中村先生から「家庭教育と学校教育、どちらが大切と思いますか」との問いかけがありました。私は心の中で小さい時は家庭教育、小学校4年生ぐらいになったら学校教育かなと答えを出しました。先生はきっぱりと「家庭教育です。無くなって困るものはどちらでしょうか。」とおっしゃいました。もちろん学校教育を否定されているわけではありません。勉強は学校で教わらなくても一人で学ぼうと思えばできるけれど、安心感を与え命の継承として生きる力を育てるための家庭教育はなくてはならないものですとのことでした。学校教育は人間関係や社会性、勉強の仕方を学ぶ場であり、しっかりとした家庭教育の土台があっての学校教育であると提言されました。しかし、昨今の社会の意識として勉強という意味での学校教育に重きが置かれており、さらに習い事が家庭教育との認識をお持ちの方も多く、家庭教育の重要性が弱まっていることを危惧されていました。

子どもに何を伝えたいのか、子どもにどんな力を身に付けて欲しいのか、教育費は何のためにかけるのかを明確にして家庭教育を行って下さいとのメッセージを頂きました。



 家庭教育の重要性を再認識するとともに、各友の会の取り組みは、自分の子どもだけでなく地域の子どもやその親に家庭教育の大切さを広めたいという想いの詰まったものなのだと改めて実感しました。