友の会は家計簿記帳を皆で励む手立てとして、毎月の食費しらべ、純生活費の月末処理、
半期での予算と実際の照らし合わせ、一年家計決算(これは全国友の会で集計される大切な資料となっています)、そしてCO₂排出量調べなどを行っています。
今年の家計係として、箕面方面の家計勉強のまとめをしてみました。
(3月例会で発表したパワーポイント画面から一部を画像にしました)
1 提出数の最近5年間の変化をあらわしたグラフです。
上から
会員数
CO₂排出量しらべの提出数
食費しらべ提出数年平均人数
一年決算提出、集計数
CO₂排出量しらべは、電気、ガス、水道、灯油、の使用量から算出するので、家計簿をつけ通せなくてもレシートなどからわかりますので、28人中22人が提出しました。
2 2014年毎月の食費提出 一人当たり食費
副食物費、主食費、調味料費の合計が食費です。毎月食費を家族人数で割って一人当たり食費にして、各家庭の1月から12月までを折れ線グラフにしました。赤のラインは、食栄養基準を考えた目安の量から算出した一人当たり食費(30才から49才女子)21120円(豊中友の会しらべ)です。
一人当たりですが、家族構成などで随分違うものです。、3月の支出が増えて、4月に落ち込んだ人が多いのは消費税が8%になったからです。
食費しらべを提出するのが習慣になって記帳を続けている福田さんが、「毎回記帳してよかった点」は、こんなにたくさんありましたとメールで知らせてくれました。
・毎月必要な金額の把握ができたこと(今年は1月2月は副食費はほとんど同じ金額でした)
・買いすぎ(特に乾物やおやつの材料)が何か把握でき、材料費がかかるスイーツ作りを計画立ててするようになった
・息子がよくお菓子を作るので、一度に何種類も作るのをやめてもらい、曜日も設定した
・お金をおろしにいく回数が減り、手間、時間を節約
・お財布がいつもすっきりしていてお財布が長持ちしそう (笑)
・記帳することで電気、水道、ガスを使うときに意識して無駄なく使うようになった(今のところです)
・昨年の「婦人之友」12月号家計簿特集にあった新千里方面の松岡さんの光熱費に近づけることを目標にしています。
3 箕面方面会員の一年決算、年代順に並べたものです。空白のところは出せなかった人。今年の末には一人でも多くの人が提出して、自分の生活を家計から着実に見直すことができるようになればと願います。
3 箕面方面会員の一年決算、年代順に並べたものです。空白のところは出せなかった人。今年の末には一人でも多くの人が提出して、自分の生活を家計から着実に見直すことができるようになればと願います。
4 CO₂排出量しらべから
電気、ガス、水道、灯油の年間使用量から算出しています。(ガソリンは含んでいません)
10年以上続いているこのしらべで、電気の排出係数は、0.34で、計算しています。しかし、2011年の原発事故以降、電気1kwhにかかるCO₂排出係数は大きく変化しました。関西電力の2014年度の排出係数は0.51です。
各家庭の排出量を電気の係数を変えて2本の線で表し、棒グラフにしました。オレンジ色が実態に合う排出量になります。(オレンジの横線は豊中友の会の2014年の平均)。なお、このグラフの青の点線は10年前の近畿部しらべの平均排出量を示しています。10年間で家庭の排出量は減ってきていましたが、また大幅に増えています。(このグラフはガソリン使用量を含みません)
友の会では、もより会や方面会などの生活勉強に、家計を取り上げて皆で話し合っています。食費や光熱費を話題にして、生活を見直すヒントがたくさん得ることができています。そしてそれが社会につながっていることを、係としてあらためて実感しました。 (家計係 大井記)