2013年9月6日金曜日

9月例会 方面リーダー読書感想・家計係、出発の会に臨んで


方面リーダー 大井洋子

9月例会の読書について、箕面方面では6月ごろから話し合いを持ちました。候補に友への手紙の『音頭取り』、思想しつつ中にある「この生の使い方」とともに『一家総動員』が挙がりました。それぞれ秋の働きを覚えてみんなの心を一つにして取り組もうという意気込みが感じられる箇所です。9月、10月、11月の間に、近畿部会、家事家計講習会、そして箕面方面独自の働きとして箕面市中央学習センターの『センターまつり』で展示や食品販売のこと、依頼の料理講習と行事、働きが続きます。

『一家総動員』が書かれたのが昭和5年、1930年。日本は段々と軍国主義が台頭する一方、市民層が形成されて大正デモクラシーとよばれる民主主義的な傾向が育ちつつあるときでもありました。しかし昭和13年には『国家総動員法』が制定され、太平洋戦争への道を進みます。『総動員』という言葉に、国家総動員を連想して、私は一家総動員という文章に食わず嫌いのところがあったように思います。今回あらためて読んでみて、私は先ず聖書のコリント人への第一の手紙の12章を思い起こしました。一つの体は多くの部分で成り立っていることが説かれている箇所です。『多くの部分があっても、一つの体なのです。目が手に向かって『お前は要らない』とは言えず、また、頭が足に向かって「お前たちは要らない」とも言えません。それどころか、体の中で他よりも弱く見える部分が、かえって必要なのです。』とあります。羽仁先生は『同じ志を持って』それぞれの仕事につく、『平和な家に、よき祈りよき憩いの夜が与えられ、共にまた希望の朝を迎える』そのような家庭の姿を一家総動員といっておられます。家族一人ひとり幼い者も年老いた者、それぞれが神から与えられた使命を持っています。それが人格というものの核心にあると、その点を特に大事にのべておられると思います。友の会は『愛の共同体』であると、5月に行なわれた全国大会の礼拝でお聞きしました。一人ひとりの人格、思いを大切に共に歩む団体です。

箕面方面は4月に新入会の嵯峨田さんと職業グループからの転入の久場さんを加えて29名で出発しました。6月に生活基礎講習受講者から福田さんが入会されましたが、一方で残念なことに退会者が続き8月会員数は27名になってしまいました。豊中友の会で一番人数が少ない方面です。いろんな行事が続く秋ですが、ベテランの方も入会間もない方も一緒に、一つ一つの行事に皆で取り組むうちに、本当に良い生活勉強ができるように、方面、最寄の交わりを大切に歩みたいと思います。「よい家庭がよい社会をつくる」という同じ志を与えられたものが、よろこびのうちに友の会の活動を進めていけますように。方面リーダーとして、これからもいっそう報告と連絡と相談を大切にしていきたいと思います。


家計係 奥久美子

箕面方面は11月19日と21日の2日、箕面グリーンホール(市民会館)で開催します。
お客様目標人数は50人、託児はそれぞれ8人、入会希望者数目標4人としました。
(各方面とも公立の会場を取るのが難しくなっているようですが、市民会館も部屋の予約が重なると抽選になり、8月1日抽選に行きました。私はあまり籤運が強くないので、逢坂さんが一緒に行ってくれて、ひやひやしながら、順番を待ったのですが、なんとラッキーにも、今年は無抽選で取ることができました。幸先の良いスタートです。)

毎年実例者を決めるのが頭の痛い課題ですが、幸いにもここ何年かは、若い人たちが、快く受けて下さり、とても良い内容の講習会ができていることは、嬉しい限りです。
今年も1学期に中川恭子さんが受けて下さると言って下さり、早々と決まりました。
中川さんは、入会前年の一昨年の講習会に参加、予算を立てる会にも参加してくれました。その時すでに友社の予算生活の家計簿にきっちりと記帳ができていて、びっくりしたのを覚えています。ご本人曰く、家計簿はずっとつけてきました。でもそれは、何にどれだけ使ったか、というのが中心で、ただ記録としてつけるだけだったということでした。入会前に友社の予算生活の家計簿をはじめてつけて、昨年は家計簿をつけ、これまでもやもやしていたことが、非常にクリアになったそうです。昨年は予算も立て、6月に入会、積極的に活動しています。今年は立てた予算を少しオーバーした費目があるということで、ライフプラン表、買い入れ予定表などを利用して、これからの生活を見据えて、しかりした予算立てをしたい、ということです。つけて初めて実感できた友社の家計簿の良さを中心に話してもらうつもりです。

それに従い、他の内容も、各最寄で自主的に相談して、(私たちは毎年各最寄ごとに責任を持って発表することにしています。)夏休みにそれぞれアンケートを配布、その回答結果から発表内容を検討しようと考えています。

箕面B最寄は、調味料についてお話します。醤油、砂糖、みそなどの基本調味料以外にみんなはどんな調味料を使っているか、自分で作っているドレッシングやその他の合わせ調味料、調味料に対するこだわりなどを、方面のみなさんに聞いて、その結果からお話をします。
瀬川最寄は、今年の全体勉強が「住」ということで、何かいいテーマはないかと話し合い、冷蔵庫の整理にしました。ご存知のように、冷蔵庫は結構電気使用量の多い、即ちCO2排出量の多い電化製品なので、自分の家の現状を知り、整理・片付けをすることで、すっきりした冷蔵庫にしましょう、とこれも方面のみなさんに調べてもらった結果からお話をしたいと思っています。
その他、家計簿のつけ方、目安量の話を致します。展示は、目安量の食材、鍋帽子関係、友愛セール作品、他をお客様に見て頂きます。
ぜひ、ご期待下さい。